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表面保護フィルムの歴史

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接着剤の起源

接着剤の起源は天然アスファルトです。

石器時代には、石を棒にくっつけるのに天然アスファルトが使われていました。古代メソポタミアでは紀元前3800年頃、レンガを固めて建物や道路が作られていました。あの「ノアの箱舟」の防水処理にも、使われたと旧約聖書に書いてあるそうです。

日本でも縄文遺跡の土偶の補修に使われたものが見つかっています。

その次だと思われる接着剤は・・・・・膠です。(昔は「煮皮」と書いたようです)

中国ではBC4000年ごろの古墳の出土品から、家具や美術工芸品等に使われていたことがわかります。エジプトではBC3000年ごろの時代とみられるピラミッドの中の棺や家具にも膠が使われていました。日本ではDC8世紀初頭に高麗から来た僧、雲微が油煙を固めて墨を作るのに使われたのが最初でした。(日本最古の文書 戸籍 702年)(日本最古の歴史書 古事記 712年)

漆も古くから使われてきました。

縄文時代の遺跡から発見された赤色漆塗櫛は日本最古の遺品です。
中国はBC2000年頃から顔料の結合剤として使用され、その技術は日本にはBC300年頃、朝鮮から伝来し、法隆寺の玉虫厨子にも顔料の固定や、金閣寺などの金箔を貼るのにも接着剤として使用されています。

我々に身近で古い接着剤は・・・・・デンプン糊です。

障子貼り用に使われるあの姫糊です。刷毛で塗りやすく、剥がす時は水に濡らせば簡単にはがれます。実は、蛇の目傘にもデンプン糊が使われていますが、雨に溶けないのは柿の渋が混ぜてあるからです。柿渋には紙の繊維を固めて防水力を高める働きがあります。

そもそも接着とは

  • 接合したい物と物の隙間を埋めて固めることによる機械的接着
  • 2枚のガラスを水で濡らして合わせると動かなるような物理的接着(分子間引力)
  • 接着剤が被着体の間で化学的に結合したことによって起こる化学的接着

に区分されます。

接着剤と粘着剤の違いは・・・固化するのが接着剤で、餅状を保つのが粘着剤です。
例えば、デンプン糊は自然乾燥で固まり、瞬間接着剤は化学反応によって固まります。
接着剤は、このように固化することにより、耐破壊力が大きくなります。

粘着剤は、貼る前も、貼った後も餅状で容易に変形する為、外力を支えることは出来ません。
接着剤と違って、粘着剤はよく貼り付いて、きれいに剥がせることが要求されます。

現在の粘着テープが生まれるまでの流れ

1.絆創膏の登場

19世紀後半に医薬品として膏薬が改良されて生まれた最初のサージカルテープ

2.電気絶縁テープの登場

数々の発明による電気産業の急激な発展から生まれた

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モールスの有線電信機

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エジソンの白熱電灯

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スワンやベルの電話

ゴムの実用化が絶縁材料の発展に大きく寄与しました。この頃ゴムに加硫ゴムが発明された。
(硫黄を加えて加熱すると30℃~130℃まで使用できるゴムの製法)

一説によると、グッドイヤーさんがある日ホテルのストーブの上に、硫黄とゴムを一緒に乗せておいたことが加硫ゴムの発明につながったと言う事です。

3.セロファンの登場

木材パルプから作られています。
透明で美しいセロファンは、当時ハムなどの梱包材として重宝されました。
このセロファンをとめるのに、セロファンテープが登場したわけです。

表面保護フィルムの登場

1960年、自動車のバンパーなどプレス成型時に「ビニールテープを鋼板に貼り絞り、加工時の
傷防止ができないか・・・」という要請がある自動車メーカーから日東電工へあったことがきっかけです。

あらゆるビニール粘着テープでトライ
  • 電気絶縁用
  • 食品缶シール用
  • 壁紙装飾用
  • アルバムコーナー用
  • 絆創膏用

など、あらゆるテープで

試行錯誤の結果・・・・

1961年に自動車のステンレス製バンパーの絞り加工に採用されたものが、現在の表面保護フィルム第1号となったのです。

(出典:日東電工㈱・粘着テープ物語)